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インデックス長期投資をやろう

株式投資をやらない人は周りでは多い、なぜだろうか。

理由は人それぞれ、株式投資に対して、

・ギャンブルのイメージがある

・勉強する時間的余裕がない

・労働によって給与をもらうほうが健全だと思っている

・マイホームにお金を使いすぎている

バブル崩壊などネガティブなイメージ(=儲からないイメージが弱い)がある

など考えられます。 

US株や世界株のインデックス長期投資は、資産形成にあたり、最良の戦略だと思います。

きわめて低いコストで資産を保有することで、世界経済の成長の恩恵を受けることが簡単にできます。おすすめの理由をまとめてみました。

 

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ポイント

➀株式の長期保有の利回りは、債券など、どの資産クラスよりも高い

市場に打ち勝つことや、市場のタイミングをうまくはかることはできない

投資にはリスクが伴う。しかし、投資をしなければ、経済的な困難に見まわれる確率もあがる

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➀株式の長期保有の利回りは、債券など、どの資産クラスよりも高い

ジェレミー・シーゲル氏の書籍「株式投資 長期投資で成功するための完全ガイド」によると、1802年以降、US株は債券やどの資産よりも収益率が高いそうだ。もちろん過去がそうだったからと言って、将来が保証されているわけではないとは思う。

ただ、今後もUSや世界経済が経済成長すると考えるのであれば、経済成長による恩恵を株式投資で受けることができそう、とも言えます。

 

市場に打ち勝つことや、市場のタイミングをうまくはかることはできない

ランダムウォーク理論をご存じでしょうか。一言で言うと「株価の先行きは予測できない、ランダムな動きである」という理論のこと。

このランダムウォーク理論のポイントは2つ。「将来の価格変動は断定的に予測できない」「確率なら計算できる」とのこと。

これを正にすると経済分析や企業分析は、単なる気休めにすぎない、ということになります。

もう1つ、分散投資のメリットについて。

複数の銘柄を購入した場合の期待リターンは、期待リターンをサマリしたものの投資比率で加重平均したものに等しくなります。これは平均の加報性という性質によるものになります。

一方のリスク、つまり標準偏差はそうはなりません。

異なる要素を組み合わせた標準偏差は、標準偏差の加重平均値より小さくなるのが普通です。つまり、互いを弱めあったり、打消しあって相殺したりする効果が生まれることになります。これを分散効果といいます。

結論として、多くの銘柄に分散して投資することより、一定のリターンも期待した上で、リスクを抑えることも可能なことがわかります。

 

投資にはリスクが伴う。しかし、投資をしなければ、経済的な困難に見まわれる確率もあがる

ピケティの「21世紀の資本」では、膨大なデータを分析した結果、「資本収益率(r)はつねに経済成長率(g)より大きいという不等式が成り立つ」と主張されてます。

資本、つまり富を持っている人の所得は、たとえば富をすべて投資すれば利益率rで伸びていきます。

これに対して賃金所得中心の一般の人の所得はGDPと並行して成長するためgで伸びていきます。

r>gなので、これにより不平等はどんどん拡大していくというのが、この不等式から出てくるピケティの考えです。

この理論からは、労働による賃金取得は大事であるものの、資産で資産を増やすことも大事であろうと考えます。

 

インデックス長期投資は、リスクを抑えて投資できる優れた方法だと思います。若い時から投資を行うことにより、「人生100年時代の時間」を味方にすることができます。

また、投資を通じて、利益の源泉を知ろうとすること。つまり、社会や政治、経済、歴史を学ぶことは、仕事や人生そのものにも良い影響があるように思います。