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【読書】「私の財産告白 本多静六」を読んだ

投資や資産形成に関する本を数多く読んだが、自身の原点となる本が、本多静六先生の「私の財産告白」。単に投資で財産を作るだけでなく、本業を通じてひたむきな努力が生きていく上で大事であることが語られている良書だと思う。

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ポイント

➀本多式「4分の1貯金」

②好景気/楽観時代は勤倹貯蓄。不景気/悲観時代は思い切った投資

③金儲けは徐々に、堅実に、急がず休まず

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➀本多式「4分の1貯金」

この考え方を公式にすると、以下のとおりです。給料の4分の1と臨時収入を必ず貯金する生活を本多先生は25歳から始めたとのことです。

貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10

財産を作る基本は勤倹貯蓄。貯金なしでは、どんな小さくとも財産と名をつくものはこしらえられないので、苦しくとも、とにかく貯金する習慣を作るべし、とのことです。

私もこの考え方を30代前半から取り入れ、給料日に入金額から目標貯金額を差し引いた金額を生活費としておろし、その範囲内で生活する習慣を続けてます。(ボーナスは全額貯金していないし、過去使い過ぎる時もあったが)

 

②好景気/楽観時代は勤倹貯蓄。不景気/悲観時代は思い切った投資

好景気/楽観時代は勤倹貯蓄、お金(現金)を大事にする。不景気/悲観時代は思い切った投資(株式、不動産など)を行うべき、とのことです。

要するに、「安いときに資産を買い」「高いときに資産を売る」ことを述べられていると理解してます。

また、利殖の本質は「物と金」の適時交換の繰り返し、であることを説いている。(ここでいう物は、株や不動産のこと)

私自身、経済や政治の勉強を通じて、時勢をある程度、予測できるようになりたいな、と思ってますが、難しい面もあるので、資産の定期的なリバランスによって、機械的に「高いときに売る」「安いときに買う」となるよう運用を行ってます。

昨今、株式や不動産相場は上り相場であるし、米国株に投資をすれば誰でも儲かるような風潮があるので、こういう時こそ、慎重さが大事なのかもしれないですね。

 

③金儲けは徐々に、堅実に、急がず休まず

金儲けを甘く見てはいけない。真の金儲けはただ、徐々に、堅実に、急がず、休まず、自己の本職本業を守って努力を積み重ねいくしか、名策名案はない。と述べてます。

儲けることーそれは、独り金銭上の儲けをいうばかりでなく、道徳にも、教養上にも、生活上にも、社会奉仕上にもウンとプラスすることが大事である、とのことです。

 

社会やクライアント、他人への貢献が、結果として自分を儲けさせることや、地道な努力が仕事の成功において大事でもあることも、自身の仕事を通じて仕事の原則として感じているところです。

 

最後に、本多先生は、「平凡人はいついかなる場合も本業第一たるべきこと。本業専一たるべきこと。1つのことに集中して押しすすむべきこと。人生即努力、努力即幸福が最終結論」と述べている。

明治時代から昭和と生きた本多静六先生。一人の社会人として、お手本ににしたい人です。