コンセプトって、センスの世界かなと思っていましたが、本書を読んで考えが変わりました。
現代は「機能」より「意味」を買う時代。
日本の企業が苦手にしているところかもしれません。
コンセプトは、まさしく意味を与えるものになります。
著者は、コンセプトとは全体を貫く新しい観点と述べます。
本書では、体系立てた説明と、スターバックスの「第3の場所」というコンセプトなど、いくつかの例をもとにわかりやすく解説しています。
よくここまで言語化できるものだなと思いました。
コンセプトメイキングとは新たな意味を創造すること。
コンセプトは価値の設計図であり、コンセプトが判断基準や一貫性を与えるもの、対価の理由になるとのことです。
ちょうど、私も今の仕事に行き詰っているところがあったので、本書に書いていることを目にウロコでした。今後も折に触れて読み返したい一冊です。