MMTに関する本です。
本書では、藤井聡氏がMMTの必要性を田原総一朗氏に説明している。反論しまくるのかと思いきや、認識をあらたにするような内容で面白いです。
【紹介文の引用】
安倍内閣の元内閣官房参与で、MMT(現代貨幣理論)を提唱する京都大学大学院教授の藤井聡に、日本経済復活の方法を田原総一朗が迫る。
MMTが正しいかどうか、正直、わからないですが、
日本のバブル崩壊後、30年の低成長の結果から見ると、
やはり経済運営が間違っていたのではないか、とは感じます。
藤井氏の提言は、
①財政規律を撤廃②コロナ終息まで消費税0% ③コロナ終息まで企業に粗利保障 ④危機管理投資です。
要するに、財政が破綻する破綻すると、中途半端に緊縮するから、税収も減るし、財政悪化にもつながっているのだと。
あんまり難しい話でなく、景気回復をまず、なりふり構わず優先すべき、
でないといい方向に経済が回転しないよ、という話だと思います。
円安がすごい勢いで進んでいますが、いつの日か好景気になるイメージがわかず。
国が貧乏になるわ、景気は悪化するわ・・まさに手詰まりの状況に見えます。
もっと悪い状況にならないと、藤井氏の提言のような大胆なことはできないかと予想しますが、個人的には藤井氏の提言に賛成です。
MMT理論がどういったものか、よくわかる本でした。