タイトル通り、ロッテ創業者が事業継承に失敗した本ですが、面白くて一気読みした。
ロッテを一代で作り上げた創業者 重光武雄。ずば抜けたリーダーシップとマーケティング、品質追及の姿勢で、日本のお菓子メーカー ロッテ、韓国5位のロッテ財閥を築き99年の人生を生きた人。人生最後にまさかの大失敗でしょうか。
長男への相続・継承にむけて緻密な準備をしていたはずが、次男がクーデターをおこして長男を追い出し、挙句の果てに創業者の父も追い出してしまう。
最後に事業継承における教訓がまとめられているが、取締役会などの発言など記録や、追い出すやりとりが生々しく描かれており物語として面白い。
人生何が幸せなのだろうか。人生最後まで油断してはダメだし、悔いなく生きるのは難しいことなのだな、と感じました。
こちら前作も面白かったです。