イーロン・マスク(スペースX創業、テスラ、ツイッターCEO)、
ピーター・ティール(投資家)、
マックス・レヴチン(スライド、アファーム創業)、
リード・ホフマン(リンクトイン創業)、
チャド・ハーリー(ユーチューブ創業)、
ジェレミー・ストップルマン(イェルプ創業)、
デイヴィッド・サックス(ヤマ─創業)、
プレマル・シャー(キヴァ創業)など、
次々とシリコンバレーの大物を生んだ
現代を代表する諸企業をつくったのは、ペイパルの初期社員です。
本書は、PayPalの創業からIPOを成功させ、イーベイへ15億ドルでの売却までの物語です。
若き異端児マスクが始めた会社X.comと天才ピーター・ティール&レヴチンが始めたコンフィニティが合併してできた会社がPayPalです。
スタートアップって大変なんだなあ、ということがよくわかります。PayPalは成功しましたが、成功と失敗は紙一重なのかもしれません。
イーロン・マスクは新婚旅行の休暇中、クーデターCEOが解任される場面があります。彼は、すんなり退きましたが、内心は怒り心頭だったのではないでしょうか。自分も経験がありますが、怒りが度を越えたり、本当のピンチな状況だと、かえって冷静になることがあります。彼もそんな感じだったかもしれない。
仮に解任がなかったら、その後のテスラやスペースXがなかったかもしれません。
やはり、人生やキャリアは何が成功か失敗かよくわかません。
ちなみにイーロン・マスクはTwitterをXに変えましたが、PayPalのときもサービス名にXをつけようとしていたそうです。Xに対するこだわりを感じます。。
イーロン・マスクは、「X.com」ですべての金融サービスを提供する会社を作ることを目標にしていたそうです。
現在は、Twitterを金融サービスの入り口にすることを計画しているのでしょうか。
話がイーロン・マスクにそれましたが、インターネット黎明期やスタートアップの苦労がわかる本です。おすすめです!