まさに私の悩み、そのものがタイトルであったので、本書を読みました。いい本でしたね。
三国志に学ぶ理想のリーダー像のはなしがわかりやすいです。
諸葛孔明が、蜀を一緒に攻めいているときは「蜀にこんなにも人材がいるとは」と驚いているシーンがありました。
ところが孔明が蜀の支配者となり、最後の戦いの頃には「蜀には人材がいない」と孔明がなげいています。
孔明は頭がよく朝から夜遅くまで執務し、どんな細かい仕事でも部下任せにせず、自身で処理します。著者は言います。孔明は「指示待ち人間製造機」だったのではないかと。
なるほど、と思いました。私はなんでもかんでも口だしをするとまではいかないですが、人を見て、たぶん失敗しそうだなと思うと予防的に口出ししたり、人の成長よりも結果を優先のところがあったりします。
指示を出すというのは、答えを見つける喜びを奪う行為だ。というのもそのとおりで、
「教えない」「指示をださない」→質問する
「モチベーションを上げようとしない」→モチベーションを下げてしまうことを除去することに努力
は、なるほどです。
以下、本書の引用です。
人を育てるのも、適切な量の肥料をやり、渇いた日には水を、雨続きの日には水抜きをして、苗が育つのに最良の環境をつくってやり、成長自体は苗に任せる。
上司一年生ではないですが、まだまだ自分は未熟だなと本書を読んで感じました。
ランキング参加中。ぽちっとしていただけたら嬉しいです。