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【読書】「インデックス投資は勝者のゲーム ジョン・ボーグル」を読んだ

 

バンガード投信の創設者のジョン・ボーグル(故人)をご存じでしょうか。彼の書いた「インデックス投資は勝者のゲーム」を読みました。

当然、インデックス投資を褒めまくりだろうし、話半分くらいで読むつもりだったが、読んでみていい本でした。ジョン・ボーグルの人柄が随所に出ており、きっといい人なのだろうと思いました。

 

要約するとポイントは以下のとおりです。

株式投資で成功する戦略は、アメリカの上場企業株式すべてを、極めて低いコストで保有すること。すなわち市場全体のポートフォリオを有するファンドを取得し、永遠に持ち続けること

・市場に打ち勝つことやタイミングをはかることは、ごく少数の人には有効でも、多くの人には有効でない

・長期的な複利リターンというマジックを利用すること。

 

また、アセットアロケーション(株と債券の割合)が重要なことを述べているが、結局、これは科学でなく、判断や期待、不安、リスク許容度の問題であるとのこと。

彼自身も50対50で運用しているが、保有しすぎと不安、株が不足と感じるときは五分五分と、正直に告白しているところが、私も同じく、よく心が揺れ動くので共感する。

ところどころ、「私の言葉だけを信じる必要はない」というタイトルで、バフェットの言葉などを引用していたり、彼の語る投資原則と、ベンジャミン・フランクリンの言葉を対比させて、似通っていることを説明していたりすることで、説得力を増す工夫をされている。折に触れて、読み返したい本です。