作者は、元お笑いタレントの野沢直子さん。
若い人はご存じない人もいるかもしれませんが、
フジテレビのバラエティ「夢で逢えたら」や、MBSラジオ「ヤングタウン」など、
大活躍していた方です。
【本の紹介文】
ふとスタジオにあるモニターを見て
『あれ、フナがいる』と思ったら自分の顔だった。
野沢直子の「自由な老後」のすすめ。
野沢直子さんは現在59歳ですが、
・50代はいろんなところが老いてきているが、70代や80代に比べるとまだまだ元気に動ける。
・還暦も目の前に迫ってくれば、老いの文字が迫ってくる感じもする。
というふうに自分の年齢を感じているそうです。
共感したのは、
・若者よ、それでいいのか発言は避ける。(これは私も気をつけたい)
・これからは他人のためでなく自分のために時間を使う。
家族のため会社2割、自分のために8割。
・親としての役割は、自分という人間・人生を子供に見せること。ありのままに見せて、親のようになりたいか、なりたくないかお手本を見せること。
のあたりです。
親の役割の話は、なるほどです。
私も若い時、親のようになりたくないと、正直思っていました。
親と違った方向で生きているつもりでしたが、
仕事は手に職を持つことを重視しているところやプロ意識、
妻や子供を大事にするところなど、今から考えると尊敬できるところや、
同じような価値観で生きているところもあります。
自分勝手に生きていながらも親から少しも否定されたことがなく、
いつも自分の味方だったことに、とても感謝してますし、自分もそういう親になりたいです。
また子育てに関して、
・ある日、突然、子供たちが親のことを必要としなくなる。
・子供にまとわりつかれて疲れていた日々は実は幸せで、永遠に続くわけではない。
・子供が要所要所で見せてくれた成長がうれしかった。子育てには一人の人間が形成されていく長いフィルムで見ている醍醐味。
とのことです。
自分も、子育てに関して、ときどきストレスを感じるときがありますが、
実は幸せな時間なのかもしれない、と改めて思いました。
私も50代なりたてですが、子育てや人生を前向きに楽しんでいきたい、
そんなふうに感じる本でした。