ITの歴史、気になると思い、手に取りました。
産業革命のあと、フランスで腕木通信と呼ばれる技術が誕生したのが1794年。そして、レイ・カーツワイルが主張する「シンギュラリティ」、すなわちコンピュータの能力が人間を超え、これまでとまったく異なる世界が現れるのが2045年とされている。本書は、この間250年の物語だ。情報技術の過去を振り返り、現在を検証し、将来を構想する。
メインフレームの話から始まると思いきや、250年前の通信の話からでした。
まず遠距離通信の手段として「腕木通信」というもの話。
木製の柱の両端に二枚の板を取り付けて、それぞれの角度により情報を遠距離に目視で通信することができるようになりました。
その後にモールス信号、更に信号から音声に進み電話に発展。さらに無線通信、ラジオ、テレビといったイノベーションがどのように起こるのかよくわかりました。
また技術がブレークスルーするタイミングや、旧技術との併存など面白く読みました。
私の母は若いとき、電話交換手の仕事をしていました。
電話ができたから、そんな仕事があったのですが、今はそんな職業はありません。
技術が進化すると仕事ができたり、なくなったりします。
インターネットの使い始め、こんな簡単かつ高速につなげるとは思っていませんでした。
パソコンがスマホに置き換わることも想像できませんでした。
クラウドも想像つかなかったです。
Teamsなど使って、在宅でシステム開発プロジェクトが回るとは思ってなかった。
(IT業界で仕事していてよかった?)
これまでの歴史を見ると、いろんな技術が出てきて、うまく活用方法を考えた人が仕事では成功するのでしょう。
一応、IT業界のはじっこで仕事しているので、技術をうまく活用できる人間でいたいです。