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【読書】「池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 / もっと若い時に読みたかった」

資本論を読もうとして、難しい文章に挫折したことありますが、池上彰氏の本はやはりわかりやすかったです。

 

世界的大不況の中、今あらためて注目されているマルクスの「資本論」。この難解な書を、ジャーナリスト池上彰が、高校生を前に実際に講義で解説した、わかる『資本論』の決定版! 派遣切り、就職氷河期……。資本主義は人間を幸福にするのか? 池上彰が高校生との14時間の集中講義で、「資本論」とは何か、を解き明かす。池上さんだから納得!

 

資本論は、資本主義が発展すればするほど、労働者の労働条件はどんどん悪くなるということを、構造的に説明した本です。

この本をもとに社会主義・共産主義が歴史的にできたことを考えると、とても大きな影響力を持った本だなと思います。

 

一方で、資本主義の中で労働者を守る仕組みも、この本をもとにできたこともよくわかります。

日本の戦後はそういうふうにならないようにと、いろんな規制をかけてきました。
ところが新自由主義が出てきて、世の中が本書のとおりになっているような気がします。

 

現在は株式が手軽に購入できる時代。(不動産もREITで簡単に購入できる)
競争力のある国の株を買い、投資家(=プチ資本家) 兼 サラリーマン(=労働者)として生きていくことが大事なのかもしれません。

本書は高校生に語りかける口調で、資本論を易しく説明しています。
自分が若い時に本書を理解し、資本主義の原理(ルール)をきちんと勉強しておきたかった、と思える本です。