資本主義社会と生き抜き方に関して、本書では説明しています。
気になったポイントは以下のとおりです。
・人工知能は頭脳労働を中心に人間の仕事を奪っていく。
・富の生態系の頂点に資本家が立つ。
・産業革命は、機械からの搾取の発明。
・ストックオプションは、株主と経営者が手を組む新発明。
・資本家と経営者が従業員からの搾取をさらに厳しくしていく。
・サバイバルの着眼点はシンプル。労働者と同時に投資家になる。
富の食物連鎖のラスボスがアメリカの資本家であることから、アメリカのグローバル企業の株主になる。
ストックオプションの話は、言われてみればそうだなの話です。
経営者が株主(=資本家)になると、資本家と利害が一致するので、従業員(=労働者)からの搾取をさらに厳しくしていくことになる傾向は、そのとおりなのでしょう。
ただし、資本家や経営者は、資本主義の厳しい企業間の競争に勝つ必要があります。
全員が勝者になることができません。
インデックス投資のように個別企業のどこが勝ってもよいみたいな商品は、改めて考えると大発明なのかもしれません。
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