橘玲さんの本になります。
本書では「金融資産」「人的資本」「社会資本」という2つの資本=資産から幸福に生きるための土台の設計を提案してます。
おススメ度:★★★★
どんな人におススメ?:幸福になるにはどうしたらいいか考えている人 /
橘玲さんのファン
「金融資産」は、お金や有価証券など金融資産、
「人的資本」は、仕事で稼ぐ力、
「社会資本」は、共同体=絆から受ける愛情や友情、
といったことを指します。
資本を1つしか持っていないと、ちょっとしたきっかけで貧困や孤独に陥るリスクが高くなるが、2つが十分あると割と幸福であるそうです。
ちなみに3つの資本を同時に持つことは不可能で、その理由はお金と共同体の道徳が対立するからだそうです。
幸せを感じる、自分なりのバランスを見つけることが大事なのでしょうか。
戦略として、
「金融資産」 →分散投資。投資だけでは厳しく人的資本、つまり働くことが大事
「人的資本」 →好きなことに集中。オンリーワンを目指す(官僚化した組織との取引から収益を上げる
「社会資本」 →社会資本は小さな愛情空間(家族)と大きな貨幣空間(弱いつながり)に分散する
とあります。
昨今話に上がるFIREについては、仕事を辞めることが目標になっているところに違和感を感じていたので、本書に書いていることは納得感がありました。
あと、人生には「健康」という大事な要素もあると思いますので、「健康」も加えて、それぞれを大事にしながら、幸福に生きていきたいです。