江副浩正と言えば、リクルート事件を思い出しますが、彼の人生をまとめた本になります。
おススメ度:★★★★
どんな人におススメ?:リクルートに興味がある人 / 経営に関心がある人
本のタイトル通り、リクルートを創業し、一代で大企業に作り上げたスゴイ人になります。本書を読む限り、非常に合理的に物事を考え、行動力がある人だったのだろうと思います。リクルートの元社訓「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」とありますが、まさにこの言葉通り、リクルートの経営で機会を作り、自分を変えて成長さえていった人なのだと思います。
一方で、大企業の採用情報や不動産情報を取り扱っている立場を活かし、不動産や株式投資でインサイダーの立場でお金儲けをしたり、倫理面を軽視している面や、業績が上がってきて「傲慢な態度」になっていった面も本書によるとあったようです。
また家庭でDVもあったそうです。ハードワークでストレスも溜まっていたのでしょうか。
ホリエモンと同じく「出る杭は打たれる」で、リクルート事件となり人生の何年かが台無しになった印象です。
やはり人間、どんなに成功しようと「謙虚さ」が大事なのでしょうか。(特に日本社会では)
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と頭ではわかってはいますが、実際は難しいです。自戒をこめて、頭を下げる生き方を心掛けていきたいと思いました。
こちら本も3年前に読みました。面白かったです。
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