マイホーム購入を少し検討しており、本書を読みました。
気になったポイントは以下のとおりです。
・いかに現役時代の年収が高くても、定年時の貸借対照表が債務超過(純資産がマイナス)の状態になっているということは、いわゆる老後破産の予備軍であることを意味する。
・購入後のマンション資産価値の計算。
マンションの簡易査定価格=同じマンションの販売価格m2単価×自分の部屋の面積
・借り入れの割合が大きければ大きいほどレバレッジがえられる
・純資産がプラスになる家を買う(購入後、価値が落ちにくい物件)
・無理なく完済できるローンを組むことが大事
1. 毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
2. 返済額が一定になる元利均等返済方式を選ぶ
3. 支出のシミュレーションの金利は固定金利で
4. 定年時のローン残高は1000万円以下
・定年後も意外と長く生きる。今働いている組織内で得たキャリアや子育てが終わっても道半ば。定年がゴールという認識をなくす。
・できるだけ純資産を減らさないため、家の価値下落よりも住宅ローンの減少額と貯金の増加額が上回る
・変動金利か固定金利の選び方。固定金利を選ぶ場合は、金利上昇の保険を買う意識で
・自己資金を温存しつつ、定年退職後の支出を少なく抑えて、年金収入で生活が持続可能とする
・変動金利の場合、5%ルールと125%ルールの適用があるローンを選ぶ
・インターネット・SNS、新たなコミュニティ。老後に2回目の学びと働きのサイクルを回す場やそのきっかけ
マイホームを購入するには、BS貸借対照表のイメージを持つことが大事だし、
50歳でローンを組むとなるとシビアに計算する必要があると理解しました。
また、本書にある「定年がゴールという認識をなくす」というのは、そのとおりと共感しました。