ニュースを読む際に投資にどのように役立てるべきか、気になっていたので、その方法を学ぶためにこの本を読みました。
著者の玉川陽介氏は、言います。
「勝ち続ける個人投資家と負けてばかりの個人投資家の違いは、ニュースの読み方です。
じつは、両者の間には、情報源や分析手法自体に大きな違いはありません」
では、勝ち続ける個人投資家は、ニュースのどんな点に注目し、どう読み解いているのでしょうか。
本書では、日頃から新聞や雑誌などで熱心に情報収集をしているものの、中々投資成果に結び付かないという個人投資家を対象に、投資で成果をあげるためのニュースの読み方を解説します。
株式、FX、債券、不動産、あらゆる投資対象に使えるので、すべての投資家必読の1冊です!
この本の著者は、世界の金融市場や経済と呼ばれるものの本質は、国(米国・欧州・日本・新興国)と市場(為替・債券・株・不動産・商品)のマトリックス上で、中央銀行、金融機関、機関投資家、個人投資家の4つのプレーヤーによって行われるマネーの動きそのものだと言っています。
つまり投資とは、このルーレットの中で、次にマネーがどこに集まるかを予想するゲームであると述べています。
私自身、株式投資ではニュースを読んで個別の銘柄の有利・不利を考えがちですが、この本を読んで、今後はより広い視野でマーケットを見ていきたいと感じました。
やはり重要なのは、世界の経済の中心であるアメリカや自分が住んでいる日本の動向だと思います。それをニュースの断片から予想することが重要なのでしょうか。
最近、バフェット氏は日本の商社株を購入していますが、逆に考えると、彼はアメリカの株式市場には投資しづらい状況と判断しているのかもしれません。
世の中の一歩先を考えることができる、そんな人間になりたいです。