中国の一般の人がどんなことを考えているかわかり、面白かったです。
中国は2010年には日本を抜いてGDPで世界2位となり、2030年頃には米国を追い越すという予測があります。
中国の人が政権を支持する理由は、「経済の強さ」が1つです。
また、社会にはいろいろ問題や不満はあり「巨大なマイナス」はあるけど、
今日より明日はよくなる、プラスになるよう政府も頑張っているという空気を感じているからだそうです。
コロナを踏み台に習政権の基盤は強固になったとのことです。
コロナの封じ込めは「ゼロコロナ」を徹底して成功し、それは政府の強いリーダーシップのおかげだ、と考えているそうです。
これまで憧れであった欧米や日本の対応を見て、自分たちのほうが優れている、
上から目線になっているとのことです。
歴史を見る限り、日清戦争後の日本の中国に対する態度と似ているのかもしれません。
こういった「ナショナリズム」は過去の歴史を見る限り、危うさを感じます。
また、コロナの完全撲滅「ゼロコロナ」は難しく、「ウィズコロナ」が現実的な話なのかもしれません。どこまで「ゼロコロナ」を目指し続けるのかわかりませんが、
今後の対応次第で、政府への不満が上がるリスクはあるのかもしれません。
米中の関係ですが、これも第2次世界大戦前の米国と日本に似てます。
やはり2位の国は、1位の国から叩かれる運命なのでしょうか。
中国の人がアメリカに反感を持つのは当然だと思います。
中国の人は「党は党、国は国、自分は自分だ」と一歩引いてみている人も多いそうです。
自分の周りの人を見ると、日本人と同じく家族の幸せや豊かになることを望んでいる人達なので、個人的には、この隣国の人たちと仲良くしていきたいです。