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【システム開発の仕事】部下の退職 / 辞める理由はなんだろう?

自分の所属する部署やプロジェクトにいる部下から退職すると聞くと、やはり寂しい気持ちになります。

自分が何か良くなかったのかな、
とも考えてしまいます。

本人から本音は聞けないこともありますが、何らかの不満があり、それがキッカケで転職活動をするわけだと思います。(まったく不満のない仕事など、ないとは思いますが)

どんなことが理由になるのだろう?と考えてみたいです。

 

退職理由①:仕事が忙しすぎる

システム開発の業界は、この話が多いと思います。要はワークライフバランスがとれない。

炎上しているプロジェクトだと、顧客からも辛く当たられ、感謝されないこともあります。こんな生活をずっとしたくはない、ということでしょうか。

 

退職理由②:上司など人間関係が良くない

やっぱり上司や周りの人間と合わないのは、転職を考える大きな理由になるのかと思います。

 

退職理由③:評価や処遇

同期で差がついた。なんであいつが昇進するのか、自分が昇進できなかったなど、評価に不満が転職のきっかけになります。
人事評価ですが、やはり人の主観が入りますし、同じ条件・内容の作業をしているわけではないので、どうやっても公平な評価は不可能だとは思います。
また、人間は他人がする評価より自己評価が高いという話は聞いたことがあります。

 

退職理由④:他の経験がしたい

優秀なメンバーに多い話かもしれません。とにかく別の経験がしたい。システム開発だと、上流の工程(あるいは業務コンサル)の仕事をしたいという話が多いです。
ちょっと異なりますが、自分がイメージしていた仕事と違ったという話もあります。

上流工程と下流工程で頭の使い方が異なります。下流工程の経験を積むことが上流工程のスキルアップにつながるとも限りません。ただ下流工程がわかっていない人が、良い上流工程の作業ができるかというと、それも異なります。

そもそもシステム開発は下流工程のほうがポジションが多く、向き不向きの話もあるので、このあたりは難しいテーマです。

 

退職理由⑤:給与水準を上げたい(大きな会社へ)

システム開発など同じ仕事をしていても、会社の規模によって違います。大きい会社や元請の会社に変わりたいという話はよく聞きます。

 

退職理由⑥:会社・部署ビジョンが見えない

会社や部署が、どのようにビジネスを広げていくのかビジョンが見えない。
優秀なメンバーほど、この理由が多いような気がします。

 

退職理由⑦:仕事が楽すぎる

①と逆の話ですが、実はこれもあったりします。
長時間の仕事をすることが実力アップにつながると考えている若いメンバーはいます。
これは一理あり、ある時期に仕事に自分の時間を多くつぎ込むことは、仕事で成功する上で必要だと思います。ただ仕事をするだけでなく、インプットも必要なので、偏らないことが大事かもしれません。

 

退職理由⑧:将来への不安(自分)

この会社でのキャリアが描けない。今は問題ないものの、先が描けない。
年齢が上がっていくと、この会社では難しいんではないかという類の話です。
この話はシステム開発の中堅層に多い話だと思います。

 

退職理由⑨:仕事の内容が新鮮でない

仕事の内容が自分にできる内容で新鮮でない。成長を望んでいる若手に多い話です。
私は中途半端なゼネラリストよりも、1つ専門性を築いてから横に広げるほうがキャリアとしては望ましいのではと考えてます。
また、プロジェクトのリスクを下げる意味で、本人が確実にできることを担当させたい考えも出てきます。
自分はリスクを取りたがらないところがあるので、やはり意識して新しいことにメンバーに経験させるアサインを意識する必要があるかもしれません。
ただ、プロジェクトのリーダーは成功確率を上げるのが仕事なので、このあたり育成面とジレンマがあります。

 

退職理由⑩:仕事に向いていない

他人と比較して自分は向いていない、自信をなくす、という話でしょうか。

 

まとめ

結局、人のニーズは多様です。転職活動をするきっかけがあって、転職活動をすると、せっかく時間を使ったので(サンクコスト)、
内定がとれてしまうと退職する、という話になりがちかと思います。

自分にできることは、一人一人のニーズを感じとり(特に優秀な人)、可能な限りこたえていくしかないのか、とは思います。

それでも去っていく人間がいるのは仕方ありません。

あと、このプロジェクトにいることで、どんな将来に結び付くのが、ビジョンのようなものは作っていきたいと、あらためて思いました。

 

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最近、キャリアに関して読んだ本の中でおすすめです。

minmin2020.hatenablog.com