昔読んだ本の再読です。
どんな本だったのかも忘れていたのですが、某新聞のコラムで紹介されていて、思わず再読しました。
この本のテーマは「変化」です。
現状に安住せず素早く行動せよ、ということが本書では語られてます。
物語の主役は、ネズミと小人。
彼らはチーズが潤沢な場所で暮らしてましたが、ある日、チーズはなくなりました。
躊躇なく別の場所に移動するネズミ。きっとまたこの場所にチーズはあらわれると期待する小人。
早く行動したネズミは良い結果を得ることができたという結末。
そして、小人は早く行動することの大事さを学ぶという話です。
自分の仕事に例えると、売れ筋の技術の変化、顧客の動向、優秀な社員の退職など、さまざまなマイナスの予兆となることに気づくことがあります。
だから、すぐに仕事を辞めて転職したり、部署異動したりするかというと、それは流石にできません。
今持っているものが大きければ大きいほど躊躇する気持ちが大きいのかもしれません。
また、自分の慎重な性格からも、いきなり大胆な変化はできないので、
「新しいことを勉強する」「新しい顧客を探す」「他の人と組む」など、今の仕事を頑張りながら、次の変化を模索することが、自分にあったやり方でしょうか。
将来、定年や大病を患うなど、否応なく変化せざるをえないタイミングもあると思います。
あーだ、こーだ悩むだけでなく、行動がともなわないと何も前には進まないと思います。
行動がともなう「準備」を、自分は着々としていきたいものです。