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【読書】「〈叱る依存〉がとまらない」を読んだ

会社での部下への指導や、子育てなど、思わず怒ってしまう、叱ってしまう方におススメの本です。

 

私自身、叱るのは必要だと思っていたほうですが、この本では否定しています。

 

倫理的、道徳的なものではなく、単純に効果がないから、そして効果がないかわりに副作用としての弊害は大きいです。

また、「叱る」という行為には、叱る側のニーズを強く満たす側面、相手を処罰してストレスを発散するニーズがあるとのことです。

 

叱る側の「要求水準が高い」こと、要求水準を保つことは必要かもしれませんが、相手にネガティブな感情を与える必要はないですし、

誰かに罰を与えたい欲求(処罰欲求)が、人間の生来的な要求の1つと認めることや、自分が権力を持っていることを自覚することが大事とのことです。

 

そもそも「叱る」が役立つ状況や用途は限定で、困った状況への「危機介入」か

特定の行動をしないよう「抑止」。それ以外はあまり意味がないとのことです。

 

では叱ることを避けて、相手の行動の変化を促したい場合にはどうすればいか

・互いの主観が違うこと、互いの主観の世界を尊重すること。相手にあった指導の仕方に考える

・何がその人の報酬になっているか考える

・その人の「主体性」や「自律性」の邪魔をしない

・不適切な行動で得ていたごほうびよりも、適応的な行動で得られるごほうびのほうがよければ、自然と適応的な行動が増えていく

・自分自身がゆとりを取り戻すことを最優先にする

とのことです。

 

本書を読んで、自分も叱るを手放してみようと考えました。

指導の際に言い過ぎた場合、悪影響がでていることは、自分でも感じてました。

今後の行動を変えていきたいです。

 

 

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先日、記事を書いた「礼儀正しさことそ、最強の生存戦略であること」を思い出しました。言っていることの本質は同じかと。

 

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